「2.5次元の誘惑」にはラブコメだけでなく、意外にも本格的なホラー回が登場します。
その中でも読者の間で「本気で怖い」と評された回を、ランキング形式で紹介!
本記事では、「2.5次元の誘惑」のホラー回TOP3を厳選し、背筋が凍るような恐怖演出や印象的なシーンを徹底解説します。
特に167話「ホラー脱出ゲームですっ!」で描かれた写真に映る手形、異変の起こるぬいぐるみなど、まさに“コメディの皮をかぶったガチホラー”。
さらに「あと少しだったのに…」という意味深なセリフの真相も、原作に基づき正確にご紹介します。
「怖いけど気になる」「どのシーンが話題だった?」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
- 「2.5次元の誘惑」ホラー回の怖さランキングTOP3
- 恐怖を煽る演出や名シーンの詳細解説
- セリフ「あと少しだったのに…」の正確な発言者とその背景
第1位:167話「ホラー脱出ゲームですっ!」が圧倒的に怖い理由
「2.5次元の誘惑」といえばコスプレ×青春×ラブコメ…そんなイメージを持っている方、多いですよね?
でも、そんな明るくてちょっとドキドキする世界観に、いきなり“本格ホラー”がぶち込まれるのが167話「ホラー脱出ゲームですっ!」なんです。
舞台は夏合宿中の肝試しイベント。
最初は和気あいあいとした雰囲気だったのに、徐々に“空気が変わっていく”のを感じるんですよ。
たとえば、こんな描写が出てきます:
- 写真に映る無数の手形――誰もいないはずの場所で、背後から何かが覗いているような違和感。
- ぬいぐるみの異変――手に取った瞬間、ぬいぐるみの中からスッ…と人の手のようなものが現れる。
この“何か起こるかも…”という空気感が、ページをめくる手を止められなくさせます。
ただの肝試しなのに、なぜか現実とフィクションの境が曖昧になっていく。
そして極めつけが、ラストで登場する印象的なセリフ。
「あと少しだったのに…」
一部ではリリサのセリフとされることもありますが、実はこれは彼女を見ていた“自称レイヤー評論家の弟”のつぶやきなんです。
つまり、「あと少しだったのに」はリリサが言ったセリフではありません。
誤認が起きるのも無理はないほど、演出が強烈で読者の印象に残るんですよね。
この回の怖さは、派手なジャンプスケアではなく、
「本当にそこに何かがいたのかもしれない」と思わせるような、じわじわと背筋を冷やす感覚。
だからこそ、167話は堂々の第1位にふさわしい回なのです!
第2位:「最後の人形」の儀式とは?
「2.5次元の誘惑」にホラー要素があるって、ちょっと意外ですよね?
でもこの作品、時にゾッとするような心理描写や儀式めいた演出がしれっと差し込まれてくるんです。
中でも印象的なのが、「最後の人形」にまつわる心臓を抜き取る儀式。
ぬいぐるみのような人形に、リリサがゆっくりと手を伸ばしていく…。
「動かないで。大丈夫、ちゃんと戻してあげるから」
このセリフの静けさが、逆に恐怖を煽ってくるんです。
血も叫び声も出てこないのに、読んでいて背中がゾワッとする…そんな描写が光ります。
このシーンの見どころは、以下のような“静かな狂気”にあります:
- 人形=命を持った何かのように描かれており、読者の現実感が崩れる。
- リリサの所作が異様に丁寧で、逆に“儀式っぽさ”が際立つ。
- 緊張感がピークに達する瞬間、一切の音が消えたかのような演出がページから漂ってくる。
ここまでの描写を通して、読者は「これは本当にコスプレ漫画なのか…?」と戸惑うほど。
そして何より、リリサの表情がまったくブレないのが恐怖を倍増させる要因なんです。
心臓を取り出すというショッキングな行為と、淡々と進む静けさが交差したとき、読者は「これはただのコメディじゃない」と気づかされます。
この“派手じゃないのに怖い”って演出、なかなか他の作品では見られませんよ。
第3位:「肝試しのはずが…」本当にヤバい怪異が登場
夏といえばやっぱり肝試し。
…なんですが、「2.5次元の誘惑」の肝試しは、一味違います。
ただの怖がらせイベントかと思いきや、気づけば背筋がぞわぞわする“本物”の怪異が、すぐそばに迫ってくる…。
第3位にランクインしたのは、そんな“肝試しの皮をかぶった恐怖回”。
この回では、読者をじわじわ不安にさせる“違和感”の演出が光ります。
たとえば、登場人物たちが歩いたはずの道に残された足跡。
「え?足跡、増えてない?」
最初は確かに自分たちだけの足跡だったのに、途中から明らかに“余分な足跡”が増えているんです。
この回の見どころをまとめると、以下のようになります:
- 違和感の積み重ねが読者の恐怖感を徐々に増幅
- 実体のある“何か”が迫ってくるという生々しい恐怖
- 風、影、音など環境描写のリアルさが読者を物語に引き込む
しかも怖いのは、誰かが登場して脅かすわけじゃないんですよ。
視界の端、耳の奥、背後から――“何か”の気配だけが確かに存在している。
幽霊?人間?それとも…?
明確な正体が最後まで描かれないことで、逆に想像力を刺激されてしまい、怖さが何倍にも膨れ上がります。
この“答えが出ないまま終わる怖さ”、ぜひ一度味わってみてください。
ホラー要素が描く「2.5次元の誘惑」の新たな魅力
今回紹介したホラー回TOP3――どれもラブコメ作品とは思えないほど、本格的で怖さの質が高いエピソードばかりでした。
第1位の「ホラー脱出ゲーム」では、現実と虚構の境界が崩れていく恐怖。
第2位の「最後の人形」では、静かで淡々と進む儀式のような恐怖描写。
そして第3位では、じわじわ迫ってくる“見えない何か”に心をえぐられるような恐怖。
それぞれタイプの異なる怖さが描かれていて、「2.5次元の誘惑」という作品の幅広い表現力を改めて実感させてくれます。
特に印象的だったのは、「あと少しだったのに…」というセリフの誤認。
これはリリサではなく、リリエルを見ていたモブキャラの発言なのですが、多くの読者が勘違いしてしまうのも納得。
それほどまでに、演出が印象に残っていたということなんですよね。
ホラーとラブコメが共存しているこの作品だからこそ、こうした“ギャップのある恐怖”が際立ちます。
もし「ラブコメだけだと思っていた」という方がいたら、ぜひホラー回にも注目してみてください。
その怖さは、きっとあなたの予想を超えてくるはずです。
- 「2.5次元の誘惑」にはガチで怖いホラー回がある
- 167話をはじめ、日常と恐怖が交差する名エピソードが多数登場
- “あと少しだったのに”の発言者はリリサではなく別キャラだった
コメント
「あと少しだったのに」を言ったのはリリサじゃないですよ
ご指摘ありがとうございます!
「あと少しだったのに」というセリフについて、たしかにリリサ本人ではなく、リリエルを見ていた人物の言葉でしたね。
記事内容を確認のうえ、必要に応じて修正させていただきます。
ご丁寧なコメント、大変助かりました!